【時のシルエット】aikoを聴く
完全に趣味全開でaikoの曲について徒然なるままにaikoの曲についてコメントしていくというもの。止まっておりましたが、続いては10thアルバム【時のシルエット】から。
時のシルエット | aiko official website
2012年6月20日発売
1.Aka
大好きな曲。本当に何度も何度も聴いた。大好きなこのアルバムの中でも1番好きな曲です。思い入れ、強すぎ!笑
相変わらずのaiko感。身を切るような切なさ、重たさがここにはある。
そしてこの曲はベースが本当に大好き。
泣いてしまうなんて 勿体ない
この歌詞にすべてが詰まっているんだよなあ。遠距離で、何気ないことに一喜一憂してしまう。久しぶりに会えたのに、泣いてちゃ顔がぼやけてしまう。はあ、良いなあ。
2.くちびる
日テレ系情報番組『スッキリ‼』2012年6月度エンディングテーマ。
あなたのいない世界には あたしもいない
ずしんと来る歌詞だけれど、どこか爽やかかつリズミカルでポップ。アルバム全体を通して、透明感のある曲揃いであるけれどそのうちの一曲。
3.白い道
夏に発売されたアルバムだってのに、冬に聴きたくなる一曲。
この曲の素敵なところは、何といってもリズミカルで縦ノリのAメロから、グルーヴな横ノリのBメロに変わった瞬間。この曲の尊さをひしと感じる瞬間。この流れは、サビで再びやってくるんだけど、それがまた良い。そして全体通してピアノが刻むリズムが本当に良い。
4.ずっと
29thシングル。フジ系テレビドラマ『蜜の味~A Taste Of Honey~』
知名度も高いのでは。aikoの声は勿論なんだけれど、ピアノもギターもドラム(シンバルやバスドラ)でさえも、柔らかくて切ない。丸っこいというか、加工してるのかしら。彼とならなんだって乗り越えられる、彼の分まで背負えるというぐらいの覚悟を感じる一曲。
5.向かい合わせ
Bメロで陰りが見えてからの、サビの幸せ感は何物にも言い難い。歌詞でも幸せをかみしめて、涙が出るくらいと表現している。涙が出るくらい、幸せだなんて素敵な恋。
6.冷たい嘘
最初に聴いたときに衝撃を受けた!
歌詞の最初は、何の前触れもなく「しかし」から始まるなんて反則。逆説ですよ!
毎日ため息をつくだけに息をするなんて
この歌詞からセンスしか感じない。彼の浮気なんてもうとっくに勘づいていて女なめんなという感じ。そんな強がりからぽろっと出てしまった嘘から、後戻りできない状況に。なかったことにできるならそのほうがいっそ楽だけれど、それができないことも知っている。後悔時すでに遅し。夕日は電球を交換するサイン。切れた電球を交換しないと真っ暗闇に呑まれるから、取り外すけれど夕日が綺麗で、対して自分の心はぐちゃぐちゃで涙が出る。切れた電球とフィラメントのコツコツ当たる音がバイバイに聴こえる…。
妄想がちと膨らみすぎました。笑
7.運命
最高に盛り上がる一曲。LIVEで全力で走りながら歌うaikoを観て何度もパワーを貰った曲。盛り上がるのに、どこか切なさも持ち合わせていてaikoらしい曲。
ヒトカラする時も、
(あ~)思いっきり 生きた もう生きた
のところを大声で歌うと、ストレス解消になる。思いっきり生きたと言い切れる人生目指さないとなとぼんやり。一曲前の「冷たい嘘」では、自分の気持ちがモヤモヤ、ぐしゃぐしゃなのに対してこの曲では吹っ切れた感じ。次にこの曲を持ってくるのがすごく良いんだ。
8.恋のスーパーボール
28thシングル(両A面)1曲目。カルピス「カルピスウォーター」CMソング。
爽やかで、でもどこかキュンと切なくて甘酸っぱい。これほど、カルピスがあう曲ってのもないんじゃないかしら。珍しく、サビエロい!けど、全然いやらしくない。こんな彼女、可愛すぎるんだよなぁ。
9.クラスメイト
別れの曲。アルバムを聴いた最初は、あまりピンとこないなと思ったけれど聞けば聞くほど良さが出てくるスルメ系の一曲。何考えてるか分からないような人って、好きになったら辛いタイプだよね。幸せになれない恋だった。想い出は美化されることに気づいて、新しい人生を歩み始めるということなんだろうなと。
10.雨は止む
私は知らない道を当てもなくふらふらするのが、好きでそういう時にマッチする曲。ずっしりと響く重たさのあるサウンド。恋愛恋愛してないという点では、aikoっぽくない。雨の日って、余計なこととか哲学的なこと考えてしまったりしがちなんだけれど、もう雨は止むからってそれを振り切ろうとしているようにも聴こえる。
11.ドレミ
これもまた、アルバムを初めて聴いた時にはピンとこなかったんだけれども見事スルメ曲でした。花占いって何度も納得がいくまでやり直してしまうよね。各所にちりばめられているドレミのメロディを見つける度になんだかニンマリ。三拍子が花占いにもドレミにもマッチしていて良い。
12.ホーム
28thシングル(両A面)2曲目。東宝配給映画『阪急電車 片道15分の奇跡』主題歌。
サビまでの盛り上がりが良い。またCメロも物凄くよくって、想いがあふれ出す感じ。
阪急電車には、想い出がいっぱい詰まってるって人多いんじゃないかしら。自分と彼に想い出が沢山あるように。それぞれとの想い出、変わらないでまた、電車に乗ったら会えるよねという刹那を感じる。
13.自転車
冬の澄んだ空気の早朝のイメージ。真冬にこぐ自転車って本当に手が悴む。自転車を漕いできた彼の手は本当に悴んでいて、私は彼の手を温める。
この曲はとにかく泣ける。徐々に盛り上がっていって、最後の最後の一節のためにその盛り上がりがあるんじゃないかってぐらい。
Akaではじまり、自転車で終わる。
ものすごいアルバムなんだなあということを再確認した。
aikoらしさは残ったまま、更に上のステージへと着実に昇っている。
アルバムを通して聴かなきゃね。