ミライのミライ
細田守監督の最新作「ミライのミライ」!
早速レビューしていきます!ネタバレご注意!
細田監督の作品は「サマー・ウォーズ」「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」と私的には、大当たりなしだけど外れなし。「時をかける少女」が一番好きというような位置づけ。
今回は…
ハズレかなあ。苦笑
まずクンちゃんは我儘が過ぎる。
私は長女で、下の子が生まれたときにかなり放っておかれて駄々をこねた記憶もはっきりある。親は下がかわいくて仕方がなくて、比べられたりもした。
子供ながらに、駄々をこね続けてもどうしようもないということはそのうち潜在的に気付いた。シンプルに自分の妹弟をおもちゃで殴らないでしょう。弱い者を虐める罪への意識というのは子供にも必ずあるもの。
私に子育て経験がないからなのかもしれないけれど…。
お母さんもお父さんも完璧でないのは勿論分かります。
お父さんはクンちゃんの子育ての時は仕事で知らんぷり、はじめてミライちゃんの子育てでドタバタ余裕なし。
お母さんは少しマタニティブルーでヒステリック。クンちゃんもミライちゃんも大切にしたいけれど、仕事への復帰も早くイマイチ余裕が無い。ミライちゃんを庇ってクンちゃんを突き放した時には思わずエーっ!?となってしまった。
クンちゃん目線で書かれているにしても両親も、祖父母もクンちゃんのことをないがしろにしすぎていて?となった。
なのに、母親の「クンちゃんは私の宝」というセリフは?勿論自分の子供は宝だろうけれど…。だとしたらもう少し気遣ってあげれればいいのになあ。
こんな感じなのに、物語の結びとしては先祖がいなければ今の私たちは居ないというもの。うーん。寓話かな?笑
後びっくりしたのが予告編よりも、断然ファンタジー要素強く驚いた。
数年後のミライちゃんが出てくる理由もイマイチ消化不良に終わってしまった…。
タイムスリップもなんでしたんだろう?(どなたか教えてください!笑)
ひいじいじはかっこいいので、そこは良かったかな。
後は映像が綺麗で「スタジオ地図」スゴー!となるし、声優さんが豪華すぎるのでそこも映画観で観てよかった。
ただ思うのが「宮崎駿」然り「新海誠」然りアニメで監督が有名になると
自分の表現したいことと大衆ウケすることの両立が大変なのかなあと感じた。
ついていける人だけついていけばいいんだよなぁ。
今回私はついていけなかったけど、ドはまりする人もいるのかもしれないし。
とりあえず、次作に期待!!!